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ごはんの美味しい炊き方

ごはんの美味しい炊き方

 当病院はとても自然豊かなところにあります。 春には桜並木が続き、夏には田んぼ一面緑のじゅうたんが広がり、秋には高く青い空に赤とんぼが飛び、冬には真っ白に降り積もる雪と、季節ごとに変化していく風景を楽しむことができます。
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 そんな一年の中で今は、黄金色の稲穂が重たそうに頭を垂れ、もうすぐ始まる稲刈りを待つ秋の風景が広がっています。幸いにも今年は大きな災害もなく、待ちに待った新米の収穫が望めそうです。当病院の食事に新米が届くのももうすぐです。
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 そこで今回は「ごはんの炊き方」を紹介します。普段なにげなく炊いているお米も、ちょっと意識するだけで、ぐんと美味しくなります。ぜひ参考にしてください。
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【1】計量
1合(160ml)と1カップ(200ml)は違うのでご注意を。炊飯器の場合は、付属のカップでさっとすくって、すりきり1杯をきっちり量りましょう。カップ上より盛り上がっていたり、トントンと下をたたいて詰めないように。
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【2】洗米
昔はゴシゴシと研いでいましたが、精米の技術が進歩した現在は、軽く洗うだけで充分。米は水を加えた瞬間からどんどん吸水するので、最初の汚れた水は手早く捨てましょう。あとは、水を加え、手でかき混ぜて水を捨てる、これを3~4回繰返します。多少水が白く濁っているくらいで大丈夫。真水になるほどは洗いすぎです。
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【3】浸漬
洗った米に分量の水を加えて、夏場で30分、冬場で1時間、米に水を吸わせることで、ふっくらとしたごはんが炊き上がります。
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【4】水加減
ごはんの美味しさの決め手は水加減!炊飯器の場合は、釜を水平なところに置いて目盛りに合わせて水を入れましょう。鍋などで炊く場合は、米に対して水を1.2倍が目安です。ですが、新米は水分量が多いのでやや控えめにする方がよいでしょう。ちなみに、新米と呼べるのは収穫から年内までを言います。また、品種やブレンドの仕方・精米・保管など、様々な条件によって米の質は変化しますので、その時々に応じて加減しましょう。
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 日本が誇る米文化は、永年にわたる品種改良や気候風土の把握を重ねて確立されました。この日本人の勤勉さ、郷土愛の強さ、美味しさへのこだわりが、米と一緒に炊飯器の進歩も後押ししています。最近は土鍋釜やプラチナ釜、本炭釜、ダイヤモンド使用の銀釜など、釜に対するこだわりや、火力・圧力など炊き方にあらゆる技術が注がれ、10万円近くする高機能炊飯器も登場しています。ただし、いくら高機能な炊飯器でもお米の扱い方によっては、その特長が生かされません。人の手と技術が一緒になって、より美味しいごはんができるのです。
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 新米の出回るこの時期に、美味しいごはんを食べられることに感謝したいですね。機会があれば、当病院の地元、広島県北広島町産のお米もぜひお召し上がりください。