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元気な一日は朝食から

元気な一日は朝食から

 みなさんは朝食を食べていますか?また、どんな朝食を食べていますか?テレビなどでも紹介されていますが、パンケーキやフレンチトースト、スムージーにグラノーラなど、ここ数年、おしゃれで少しリッチな朝食がブームとなっています。カフェやファーストフード店、駅ビルなどの飲食店も朝食メニューの充実に力を入れたり、大学や企業の食堂でも朝食を提供するなど、ライフスタイルの中での朝食が注目されています。
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 一方で、朝食を食べない人の割合は、男性12.8%、女性9.0%(厚生労働省「平成24年国民健康・栄養調査」)。とくに朝食欠食率(栄養ドリンク、錠剤、菓子、果物のみを食べた場合も欠食扱い)は、20~30代の若者で最も高くなっています。
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 朝食にはおなかを満たしてくれるだけでなく、一日を元気に過ごすための大切な役割があります。朝食を食べる習慣がある人もない人も、食べなきゃ損!な朝食の魅力をもう一度見直してみましょう。
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 朝食を食べると体にも心にも次のメリットがたくさんあります。


【1】脳の活性化

脳を動かすエネルギーとなるのは炭水化物に含まれるブドウ糖です。脳は夜寝ている間もずっと働き続け、ブドウ糖を消費しています。不足するとぼーっとしたり、集中力が欠けたりすることも。ブドウ糖は体内に蓄えておくことができないので、朝ごはんで補給することが大切です。
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【2】太りにくい

朝ごはんを抜くことで摂取エネルギーが減り、やせられると思われがちですが、じつはその逆。朝食を食べてエネルギーと栄養素を補うことで、体温が上がり、代謝が活発な太りにくい体になります。ダイエット中でも朝食は欠かさず食べましょう。

【3】体内時計の調節

地球は24時間で一周します。人は地球のリズムに合わせて寝起きして生活をするために、体内時計をもっています。ところが人の体内時計は25時間周期で、およそ1時間の差があり、このずれを正さないと、自律神経が乱れて心身の不調を招いてしまいます。このずれは朝日を浴びて、朝食を食べることによりリセットされます。


【4】便秘の予防

胃に食べ物が入ることによって、腸が刺激されて活発になり、排便を促します。
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 では、朝食にはどんなものを食べたらいいのでしょうか?
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 いちばん優先して食べたいのは、脳のエネルギーとなるブドウ糖が含まれるごはんやパン、コーンフレーク、もちなどの炭水化物です。しかし、おにぎりだけ、パンだけといった炭水化物のみの朝食では△。ぜひ合わせて摂りたいのが、タンパク質です。卵や魚、肉、大豆製品、乳製品に含まれるタンパク質は、体温を上げて、体に「朝ですよ!」というスイッチを入れる役割を果たします。さらに余裕があれば、野菜やくだものでビタミンとミネラル、食物せんいをプラスすると、食事のバランスが整います。まさに日本の一汁三菜の朝ごはんは理想的。忙しくて余裕がない!という人は、前日の残り物や市販のお惣菜、納豆やヨーグルトなど調理しなくてもすぐに食べられるものを上手に取り入れましょう。
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 朝食を食べる習慣のない人は、まずはなんでもいいので、何かを食べてみることから始めてみませんか?朝食を食べる生活を心がけると、少し早起きしよう、夜更かしをやめよう、夜遅くまで食べたり飲んだりするのを控えよう…と、生活習慣全体を見直すきっかけにもなります。朝食を充実させ、心も体もいきいきと元気な一日を過ごしましょう。