リハビリテーションについて
理学療法はどのようなことをするのですか?
理学療法とは、身体障害のある方に対して、基本的動作能力の回復のために運動療法(機能訓練、治療体操など)や物理療法(電気刺激、マッサージ、温熱など)を行うことです。当病院では、理学療法士が医師の指示のもと、次の内容を実施しております。
主に痛みの緩和や循環の改善などを目的とした運動療法・物理療法
身体の機能維持、改善を目的とした運動療法
日常生活の中で行う基本的な姿勢・動作の練習(寝返り、座位、歩行など)
日常生活活動(食事、排泄、入浴など)への直接的援助
物理的環境の整備(住宅改修など)
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作業療法はどのようなことをするのですか?
作業療法とは、精神障害のある方に対して、精神症状の改善などのために適切な作業(昔好きだったこと、得意だったこと、やってみたいと思うことなど)を行うことです。当病院では、作業療法士が医師の指示のもと、次の内容を実施しております。
個人活動(手芸、貼り絵、習字、五目並べなど)
集団活動(レクリエーションゲーム、散歩、体操、スポーツなど)
生活環境の改善
残存能力の引き出しと維持
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作業療法にはどのような効果がありますか?
作業療法には主に次の効果がございます。
リラックス、ストレス・衝動・体力などの発散
不安の軽減
感情のコントロール
達成感や自信の回復
集団内での対人関係の円滑化
時間管理や季節感の獲得
生活技能や対処技能の向上
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1日あたりどのぐらいのリハビリをするのですか?
理学療法は、外来・入院ともに20分、40分または60分実施しております。
作業療法は、認知症治療病棟では最低4時間、精神病棟では2時間実施しております。